こんばんは、日々です。
日曜日、何も予定がない。
家でスマホをいじるのも嫌になってきた。
と思い始めたらわたしはあえてスマホを家に置いて小説と飲み物と1000円だけもって公園まで行く。ここまでしないとスマホから逃れられないのに辟易とするが、この特別感を感じるのも悪くない。
近所のお気に入りの公園はとても広く、出入り口が何個かある。いつもとは反対側にある出入り口から公園に行こうとするも違う道に入ってしまったようだ。
森に続く道。空からは光が差して、落ちた枯れ葉に反射する。鳥の声も急に聴こえてきた。細い竹が生い茂っていて、今どき珍しいエロ本の切れ端が落ちていた。足元にはすみれの花がたくさん咲いていて淡い紫色に彩られていた。
ああスマホもカメラもないこういう時に限って綺麗な景色に出会ってしまうんだよな。なのでここに文章で書き残すことにした。
そのあとは無事入り口を見つけて、春めいた公園で友人からもらったエッセイ集を読んで、コンビニへ寄って立ち読みしてお菓子を買って、さっき食べ物の話を読んだら急に麺が食べたくなったので余ったお金で中華料理屋で台湾麺を食べた。
PERFECT DAYS だなと我ながらに思う。
最近観たお気に入りの映画のよう。
スマホは便利だけど色んなことが出来すぎて、
色んなことがぼやけてしまう。
だからあえてそれを手放して過ごしてみると色んなことが鮮明になって楽しい。
不便はエンタメなのだ。